順調とは言えない中、応援してくれる人のために走りたいという強い想いがあり出場を決めたこのレース。昨年12月に負った左助骨の疲労骨折は完治しているものの、練習不足の影響から10km手前で先頭集団から後退すると、中間点を1時間12分24秒、30km地点を1時間45分05秒で通過。日本記録ペースで進む先頭集団に、序盤から食らいつくなど積極的なレースを展開しましたが、単独走となったレース後半は苦しい走りとなり、日本人7位の全体14位でフィニッシュしました。

レース後、一山選手は「とても長い42.195kmでした」と振り返るも、ケガに関する言い訳は一切せず「絶えず応援してくれた皆さんのおかげで、最後まで足を止めずに走ることができました」とたくさんの声援を送っていただいた方々への感謝の言葉を口にしました。

今後は10月15日に開催されるパリオリンピック日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ（MGC）」に向けて練習していきます。応援してくれる方々に「走り（結果）で応えたい」という想いが誰よりも強い彼女は、この悔しさをバネに「MGCでは絶対に優勝し、パリ五輪を決めます」と強い決意を表明しました。

大会当日、現地やテレビの前から、たくさんの応援ありがとうございました。