REPORT

2022.02.10

皇后盃 第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会

RESULT

場所:たけびしスタジアム京都発着

  • 出場者
  • 出場種目
  • 記録
  • 順位
  • 出場者
  • 五島 莉乃
  • 出場種目
  • 石川県:1区(6.0km)
  • 記録
  • 18'41"
  • 順位
  • 区間1位(区間賞)
  • 出場者
  • 佐藤 成葉
  • 出場種目
  • 神奈川県:1区(6.0km)
  • 記録
  • 19'23"
  • 順位
  • 区間11位
  • 出場者
  • 樺沢 和佳奈
  • 出場種目
  • 群馬県:1区(6.0km)
  • 記録
  • 20'00"
  • 順位
  • 区間30位
  • 出場者
  • 木村 友香
  • 出場種目
  • 福岡県:9区(10.0km)
  • 記録
  • 31'50"
  • 順位
  • 区間3位

皇后杯都道府県対抗女子駅伝に4選手が『県代表』として出場し活躍!

1月16日(日)、「皇后盃 第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」が京都にて開催され、資生堂ランニングクラブからは4名の選手が出場しました。
昨年はコロナ禍で中止となり、2年ぶりの開催となった今大会は、選手が自身のゆかりのある都道府県(出身地や出身校)の代表として出場し、中学生からオリンピック日本代表選手まで、様々な年代の選手たちが一つの襷(たすき)をつなぐ、貴重な大会です。
選手達が中学生や高校生の頃、この大会で憧れの選手とともに走り、夢を追いかけるきっかけにもなった思い入れのある大会でもあります。
それぞれが故郷への恩返しの気持ちで、「次は自分が憧れの存在になりたい」と、この日だけは普段チームメイトの選手達もお互いがライバルとなり、都大路を駆け抜けました。


◇レースレポート◇

ランニングクラブからは、3名が1区(6.0km)、1名がアンカー9区(10.0km)に抜擢された。

1区 石川県代表:五島 莉乃(ごしま りの)
1区 神奈川県代表:佐藤 成葉(さとう なるは)
1区 群馬県代表:樺沢 和佳奈(かばさわ わかな)
9区 福岡県代表:木村 友香(きむら ともか)

実業団選手や日本代表選手がひしめく1区で、五島が自身初めての1区区間賞を獲得!
スタート後、序盤から果敢に前へ出て後続を引き離し、区間賞争いは兵庫との一騎打ち状態。緊張感漂う中、ラスト2km手前で仕掛け、自身の持ち味であるロングスパートを活かした積極的なレース運びで、区間記録までわずか3秒と迫り、歴代2位の好タイムで襷をつないだ。

「石川県チームに今までたくさん支えてもらったので、恩返ししたかった」(五島)と、チームに勢いを与える素晴らしい走りとなった。石川チームでは最年長となる五島。この活躍もあり、石川陸上競技協会より特別優秀選手賞を受賞した。

強豪ひしめく1区区間賞の走りでチームに勢いを与えた石川県代表・五島選手

この大会8回目の出場となった佐藤は、3位グループの大集団の先頭で終始レースを進めた。高低差が約30m以上ある難しいコースで、トップから42秒差の11位、神奈川チームの目標である入賞(8位以内)にむけて、しっかり役目を果たした。
入社後、コツコツと努力を積み重ね、結果に繋がってきた2021年シーズン。長い距離を自身の力で一定のペースで刻む力が確実についてきており、今年は最後の切り替えまで力を残し、まさに勝負の走りが期待される。

樺沢が1区をつとめた群馬チームは、2大会連続の入賞がかかる。そんなプレッシャーのなか、6.0kmという距離と終盤に待ち受ける急な上り坂は、スピードランナーである樺沢にとってはチャレンジングな難度の高いコース。
区間30位と本来の力を発揮することができなかったが、挑戦者の気持ちで懸命に先頭集団に食らい付く姿勢、そしてこの悔しさは今後につながるレースとなった。

大集団を引っ張る 神奈川県代表・佐藤選手(右から3人目黄色のユニフォーム)

東京オリンピック代表選手も多く出走するアンカー区間(9区)では、木村が首位・京都チームから8秒差の2位で襷を受けた。ここまで、中学生・高校生3名が区間賞を獲得し、この時点で、当初の目標からすると大躍進の福岡チーム!
木村は昨年12月に5000mで自己記録を更新(15分2秒48)し、今夏の世界選手権(オレゴン)参標準記録を突破。スピードが持ち味の選手である。まずは今年6月の日本選手権にむけ、冬期は距離をのばし、スピード持久力をつける練習を積んでいる最中である。
本大会前には、「攻めた走りだけはしたい」と意気込み、序盤から積極的な姿勢を見せ、2位集団から抜け出した。懸命に先頭を追いかけるも、1位と20秒差の2位でフィニッシュ。それでも、福岡県チーム11年ぶりとなる2位入賞、2000年大会ぶりの福岡県記録に貢献する区間3位の好走であった。

木村選手らしい控えめな「2位」のピースサインで嬉しいゴール

◇選手コメント◇

☆五島莉乃(石川県代表)
1区(6.0km) 18分41秒 | 区間賞
石川県チームに今までたくさん支えていただいたので、チームのために恩返しができるようにという走りだけを心掛けて走りました。タイムは気にしていなかったのですが、結果的に良い記録で走ることができてよかったです。応援ありがとうございました。

☆佐藤成葉(神奈川県代表)
1区(6.0km) 19分23秒 | 区間11位
ふるさとのために走れる大好きな駅伝なので開催されたことが嬉しく、楽しく終えることができました。
個人の結果としては、流れをつくる重要な1区で区間11位と、目標としていた順位に及びませんでした。順位の面で悔しさが残る反面、何度も走って苦手意識がある都大路の1区で少しずつ記録を更新していることに、自分の成長を感じています。
中高生と話しているときのキラキラとした表情に、初心を思い出す貴重な機会となりました。私自身が中学生のときから長くお世話になっている神奈川チームに結果で恩返しができるよう、さらに成長する一年にしていきたいと思います。

☆樺沢和佳奈(群馬県代表)
1区(6.0km) 20分00秒 | 区間30位
自身の弱さが露呈したレースとなりました。次に繋げられる要素があったかは悩ましいですが、何かしら次に繋げられるようにしていきたいです。また次があるかは分かりませんが、もし来年も出場の機会を頂けるのならば、必ず挽回したいです。応援ありがとうございました。

☆木村友香(福岡県代表)
9区(10.0km) 31分50秒 | 区間3位
今大会では、世代という垣根を越えたチームワークで、皆が「福岡県のために1秒を大切に」という思いを込めて運んできてくれた襷を受け取り、アンカーとしてゴールへと向かわせて頂きました。
私の力足らずで優勝チームに追いつく事ができませんでしたが、当初の目標である8位以内より上の、準優勝という結果を達成できました。高校時代の恩師や福岡県の陸上ファンの方々には、今でもたくさんの暖かいご声援を頂いているので、今回は福岡の為に頑張りたいという一心で走りました。チーム福岡の一員として、全員駅伝で準優勝を達成できた事は、福岡の方々に、少しでも元気になって頂けるような結果を残す事ができたのかな、と大変嬉しく思います。
私自身の走りとしては本調子とは程遠い中ではありましたが、個人の目標が達成出来なかった点はどんな状況下であっても悔しく、また新たな課題点や、まだまだ実力不足という事を年初めに再確認できたきっかけとなりました。
トラックシーズンに向け、今回感じた事をトレーニングに繋げ、精進して参ります。

資生堂ランニングクラブのユニフォームを着て出場する今季初のレースは、2月13日(日)「第50回全日本実業団ハーフマラソン大会」(山口)を予定。
コロナ禍での開催となり、現地での応援は自粛となりますが、資生堂ファミリー、応援してくださる方々に元気をお届けできるよう、今年もイチガンとなって取り組んでまいります。

2022年も 資生堂ランニングクラブ をどうぞよろしくお願いいたします!