Getsuriku
2021年度から資生堂に加わった新鋭です。
「資生堂は自分の力を伸ばせるチーム。ここでならトラックでも駅伝でも頑張れると思いました。今は駅伝で日本一になることが目標です」
2018年にケニアから来日し、島根県の益田東高校に入学。2年目から頭角を現し、インターハイと国体に出場しました。3年目には5000mで日本高校ランク2位の記録を出しただけでなく、入社1年目の2021年には全日本実業団選手権5000mで優勝するなど、伸び盛りの選手です。
「トラックも駅伝も両方好きですが、駅伝の方が面白いって思います。トラックは個人ですが、駅伝はチームワークが大切です。私はみんなで頑張るのが好きなんです」
シャイな性格ですが、チームメイトが積極的に声をかけてくれるのが嬉しいと話します。特に日本代表経験のある高島選手、木村選手はジュディが尊敬する存在です。
「チームの皆さんが私のことを理解しようとしてくれているのが嬉しいですね。練習のレベルも高く、毎日が充実しています」
寮の環境も気に入っており、チームにスムーズに馴染んでいます。
配属先は事業所内保育施設として資生堂が展開する株式会社KODOMOLOGYのKANGAROOM+(カンガルームプラス)。そこで保育士のアシスタントを務めます。子どもたちとは英語と日本語を合わせて会話をしていますが、時に日本語を教えてもらうことも。散歩の時間が一番好きで、やはり体を動かすことが楽しいと言います。
「資生堂で働くことでいろんな経験をさせてもらえて、自分に自信が持てるようになりました。職場の皆さんにはとても感謝しています」
働き始め、好きな化粧品を買えるようになった点もジュディにとっては大きな喜びです
「ケニアと違って日本にはすごくたくさんの種類の化粧品があって驚いています。香水も好きで、休みの日には必ずつけてでかけます。ネイルも大好きです」
趣味はショッピングで、出かけた時は食事も外で食べるのが楽しみ。日本食も問題ないですが、納豆はあまり得意でないそうです。好きな食べ物はオムライスやスパゲティだといいます。
ケニアではリフトバレーという内陸の地域で育ったこともあり、合宿で訪れた沖縄の海の美しさに感動しました。日本語の響きも好きで、目下、勉強中です。
「“おはようございます”って言葉が好きです。あとは“かわいい”って言葉も好きです」
昨年のクイーンズ駅伝では優勝への思いが強かったこともあり、本来の力を出し切れませんでした。それだけに今年にかける思いもひとしおです。
「たくさん応援して欲しいですし、活躍して自分のことをもっと知ってもらえるように頑張ります」
青野宰明監督が、「練習を頑張り過ぎてしまうところがあるのでそこだけは注意が必要」という真面目さで、資生堂に来てからも力を伸ばし続けています。そして2024年のパリでのオリンピックにケニア代表で出場することが今の夢です。
大きな目標を立てて、そこに向かって全力で取り組むジュディ。資生堂の環境で夢を叶えるつもりです。
EKIDEN NEWS
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