EKIDEN NEWS
「資生堂は女性ならば誰もが憧れる会社です。この会社で私もキラキラしたいし、その名前を背負って走りたいと思いました。競技も仕事もいろいろなことに挑戦して人として成長できると思い、入社を決めました。」
「キラキラしたい」は五島莉乃の目指す生き方。それが実現できる会社として資生堂を選びました。
石川県出身。小学生から走り始め、中学校から全国大会で活躍してきました。中央大学4年時にはユニバーシアードで10000m2位に入った経験も持ちます。しかし一度は大学で競技に区切りをつけようと考え、就職活動をしていたそうです。
「子供の頃からいろんなことに興味があって、なんでもやってみたい性格なんです。でも就職活動の面接で”なぜ陸上を続けないんですか”って聞かれた時に答えられず、陸上以外まだ強い意思を持ってやりたいと言えるものはないと気がつきました。そこからは覚悟を決めて、できるところまで陸上を頑張ろうと思ったんです」
覚悟を決めるまでに時間はかかったと言いますが、決めてしまえばあとは突き進むのみ。目標をパリで行われるオリンピックのマラソン出場に決め、鍛錬を続けています。
競技中心の生活を送る毎日ですが、仕事もおろそかにはしたくないと言います。配属された事業マネジメント部で国内広報の仕事をしっかり学び、極めていきたい気持ちと同時に、あらゆる仕事への好奇心を常に持っています。商品開発にも興味があるし、クリエィティブな仕事もチャレンジしてみたい。海外にも行ってみたいと言います。最近はYouTubeで美容関係のチャンネルもよくチェックするようになったそうです。
「やっぱり資生堂の社員なので、資生堂の商品をたくさん使いたいなって改めて思いました。それで会社の代表としてきれいに走りたいですね」
陸上を頑張りながら、興味が出たものには全力で取り組むのが五島莉乃らしさです。
Getsuriku
走りの面でも積極果敢で物おじしないのが持ち味、ストライドの広い躍動感あるフォームで思い切りよく突っ込める選手です。大舞台の緊張感を力に変えられる点も魅力で、2021年のクイーンズ駅伝では5区で区間新記録を樹立しての区間賞でチームの準優勝に貢献。そこから個人として快進撃を見せ、2022年は日本選手権10000mで3位に入り、日本代表として世界選手権にも出場しました。
「クイーンズ駅伝ではもっとレベルアップした走りをして、今年こそは優勝したいと思っています」
他チームのエースと勝負したいと闘志を燃やしています。
天真爛漫、自由奔放に生きる五島ですが、「チームのことを常に気にかける優しさもあります」と佐藤佑輔ランニングコーチは言います。明るくフレンドリーなその素顔の裏側はとても繊細なようです。
これからの資生堂ランニングクラブの中心選手のひとり。しかし気負うことなく、五島らしく『キラキラ』しながら前に進むつもりです。
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Getsuriku
@lastracestudio
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